使い方ヘルプ

導入・運用・高度な使い方・障害対応まで、実務ベースで整理したガイドです。
初回導入者から、毎日使う運用担当まで幅広くカバーします。

目次

1. インストールと初期設定

  1. ダウンロードページから最新版 MSI を取得し、管理者権限でインストールします。
  2. 初回起動後、設定タブで「起動時に開くタブ」「自動貼り付け」「FIFOモード」を確認します。
  3. 業務PCで誤起動を避けたい場合は、まずショートカットをチーム標準(例: Ctrl+Shift+Space)へ合わせます。
  4. ゲーム・配信時などは「起動抑止プロセス」に対象 exe(例: r5apex.exe)を登録してください。

2. 毎日の基本操作

  • 履歴タブ: クリックで再コピー。必要なら自動貼り付けまで実行。同じ文面を再コピーした場合は重複せず、既存の項目が先頭へ上がります。
  • FIFOモード ON: 一覧から選んだ履歴を先頭へ移動し、再利用した項目を上に保ちます。
  • FIFOモード OFF: クリックしても順位は変わりません(コピーし直した場合は先頭へ上がります)。
  • 表示位置: ショートカットを押したディスプレイ(マウスカーソルがある画面)にウィンドウを出します。
  • ウィンドウ自動クローズ: 選択後に閉じる設定なら、作業復帰が速くなります。

3. 定型文運用(作成・編集・削除)

  • 新規作成: 定型文タブの「追加」からタイトル/グループ/本文を登録。
  • 再編集: 一覧のペンアイコンから編集モードを開き、本文やグループを更新。
  • 削除: 編集モード内の削除ボタン、またはグループ単位削除を利用。
  • 命名規則推奨: 先頭に用途(例: [営業]、[開発])を付けると検索性が上がります。

補足: 定型文は「短文テンプレ」「長文テンプレ」「可変日付テンプレ」に分けると運用が安定します。

4. 日付トークンとテンプレート戦略

  • {{date}}: 設定の日付フォーマットに従って展開。
  • {{date+1d}} / {{date-1d}}: 翌日/前日を展開。
  • {{date+1m}} / {{date-1m}}: 月加減算を展開。
  • {{weekday}} {{month}} {{day}} などの単品トークンで細かい文面制御が可能。
  • 実運用では「日次報告」「月次案内」「予約確認」などでテンプレート化すると効果が高いです。

5. ホットキー/起動抑止の実践設定

  • ショートカット方式: キー競合の少ない組み合わせを優先。
  • Ctrl+Shift 連打方式: 誤起動を減らしたい場合に有効。
  • 起動抑止プロセス: ゲーム・会議ツール・配信ツール実行中に表示操作を無効化できます。
  • 例: r5apex.exe, obs64.exe, steam.exe

6. チーム運用のベストプラクティス

  • 固定メッセージ5件を「署名」「謝辞」「案内文」などで共通化。
  • グループ名を部署単位で統一し、検索性と引き継ぎ性を確保。
  • 月1回は不要定型文を整理し、古いテンプレートを削除。
  • 日付フォーマットは用途別に統一(社外向けは西暦、社内向けは和暦など)。

7. 詳細トラブルシュート

ショートカットを押しても表示されない

優先確認項目: (1) 起動抑止プロセス設定、(2) OS側ショートカット競合、(3) PasteDockの起動状態。 競合が疑われる場合は一時的に別キーへ変更し再検証してください。

定型文が期待どおり展開されない

トークン記法(波括弧2重)と日付設定を確認してください。例: {{date-1m}}。未知トークンはそのまま残る仕様です。

自動貼り付けのタイミングが合わない

対象アプリへのフォーカス復帰が遅い場合があります。業務端末やリモート環境では、 自動貼り付けをOFFにして手動貼り付けへ切り替えるのが安定です。

インストール パッケージを開くことができませんでした

ブラウザが HTML を .msi として保存すると、Windows インストーラーがこのエラーを出します。 ダウンロードページの「MSI を保存」はファイル本体(octet-stream)を保存します。いったんダウンロードフォルダのファイルを削除し、保存し直してください。 「プロパティ」→「許可する」が出ていればチェックしてから実行します。 業務ポリシーで MSI が開けない場合は、同じ版の「EXE を保存」を使ってください。

EXE で「アンインストール」したら内部エラーが出た

トレイ常駐の旧版はウィンドウを閉じてもプロセスが残るため、古いアンインストーラが終了要求を送ると失敗することがあります。 データは %APPDATA%\com.pastedock.desktop に残ります。ダイアログは OK で閉じ、トレイの「終了」をしてから入れ直してください。 v0.4.34 以降のインストーラは、確認画面より前にプロセスを強制終了します。アプリ側も OS の終了確定時に常駐を解除します。

新しい版に更新しようとするとエラーで止まる

トレイに常駐したままだと実行ファイルがロックされます。v0.4.34 以降は更新・アンインストールの前に PasteDock.exe を強制終了します。Restart Manager は使いません。 それより前のインストーラで失敗する場合は、トレイの「終了」をしてから再実行してください。

今入っているバージョンが分からない

ウィンドウのタイトル(PasteDock v0.4.xx)と、画面左上のアプリ名の右横に版が出ます。トレイアイコンにマウスを乗せても同じ表示です。

アイコンを2回押すと二重起動する

v0.4.28 までは多重起動を制限していませんでした。v0.4.30 以降は、すでに常駐しているときにアイコンやショートカットを押しても新しいプロセスは起動せず、既存ウィンドウを前面に出します。ログイン時の自動起動ではウィンドウは出しません。

最新版を入れたら起動しなくなった

v0.4.25 では、非表示中の終了要求でプロセスを落とす実装が入っており、起動直後やトレイ格納時に即終了することがありました。 v0.4.26 でもトレイが消える・起動失敗が無言で終わることがありました。 v0.4.27 では旧DBに content_hash 列が無いと起動に失敗することがありました。v0.4.28 以降へ更新してください。 起動に失敗した場合はエラー画面が出ます。詳細は %APPDATA%\com.pastedock.desktop\startup.log を確認してください。更新前にトレイメニューの「終了」が必要なら、タスクマネージャーから PasteDock.exe を終了してからインストーラを実行してください。

履歴が増えすぎて目的の文面を探しにくい

履歴件数の上限を見直し、FIFOモードをONにすると利用頻度の高い項目が上位に残りやすくなります。 また、定型化できる文面は定型文タブへ移動してください。

8. セキュリティとデータの扱い

  • 機密情報をコピーする運用では、定期的な履歴クリアを推奨します。
  • 共有端末では自動起動設定を慎重に運用してください。
  • 定型文に個人情報を含める場合、最小限の保存ポリシーを設定してください。